図書館に出かけたら、こんな詩に出会いました。

たまご  高階 杞一

たまごをわると
きみが でてくる
まんまるな めをした きみが
ぽたん と
あつい
フライパンのうえに
着地する

ああ よかった
ちゃんと おりられて
みたいな
かおをして

すこしずつ
わたしよ って かたちに かたまっていく
そんな 
きみを みていると
ぼくも

いつか
ずうっと むかし
そらの どこかで われて
ここに
ぶじに着地した
いっこの きみのように
おもわれてきて

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「すこしずつ わたしよって かたちに かたまっていく」
というところが好きです。
私よ私よという形がカチコチに
ならないよう、卵のようになめらかでありたいな、、、。