はじめまして、松永みよこです。 俳句のすばらしさをあなたに伝えたい、 そんな思いからこのカフェを開きました。 どうぞよろしくお願いします。

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プロフィール

松永みよこ

Author:松永みよこ
1973年静岡市生まれ。
「玉藻」星野高士氏に師事。
「青垣」(大島雄作氏)
「船団」(代表
坪内稔典氏)に参加。
立教大学院修了。(日本文学・近現代)
三重県桑名市在住。

東京、静岡、鎌倉での
テレビ局、ラジオ局、博物館勤務等を経て

名古屋市内専門学校高等課程での
国語講師は5年目になりました。
2007年に第1句集「抱く」
を出版。第2句集に向けて準備中。
取得資格
学芸員・社会福祉士

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昔の人

 五月待つ花橘の香をかげば
       昔の人の袖の香ぞする   
   
(五月になるのを待って咲く花橘の香りを
かぐと、昔の人が袖にたきしめていたお香
の香りがするよ)

 ここに出てくる「昔の人」は誰でしょうか?
と学生さんに聞いてみると、好きだった人、
つきあっていた人など、わりとすぐに核心に迫る答えが。
 昔の人=おじいちゃん、おばあちゃんを連想する人も
いるかなと予想していたのですが。

 
「伊勢物語」 六十段にも登場するこの歌、
プレイボーイ業平との恋に疲れて
「まめなる人」(まめ=真面目、誠実)のプロポーズを受け入れ
九州に嫁いでいった女性が、後年、宇佐八幡宮に
やってきた業平一行の宴席の接待につくと、
業平 にこの歌をささやかれる。

 五月待つ花橘の香をかげば
       昔の人の袖の香ぞする
(花橘のみずみずしく甘酸っぱい香りは
       私にとってはあなたそのものなのです 
           忘れていませんよ)

 この歌を聞き、動揺した女性は、その後出家してしまった
という。

 自分が心底夢中になって愛する人と、
自分を好きになってくれる人との
間で揺れ動いた女性。
 いったんは業平をあきらめたものの
また心が戻ってしまった女性に、共感できるし、同情した。
(理由もわからず、奥さんが出家してしまった「まめなる人」
もかわいそう) 

 罪な男、業平の命日は五月二十八日だ。

C

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