えっ、もう、という感じで10月がやってきました。

 時々、もっと厳しく言ってもいいんじゃないの、、、
と思いつつ、その懐の深さ(優しさ)が
大好きな「おせいさん」=田辺聖子さんの人物エッセイを
読みました。

 十八番と言えるダメ男への温かさ(「一茶」「春団治」)
もさることながら、
 賢女にも悪女にも
なりきれなかった「淀殿」を語る文章が心に沁みました。
(余談ですが、この間の27時間テレビで淀殿の身長が169センチ
と紹介されていて、当時としてはかなりの長身。
それも彼女の際立った美貌を象徴しているように感じます、
かわいらしいというより、圧倒的にキレイだったのでしょうね)

 秋の夕焼けには、いろんな女の涙が
しみこんでいるような気がします。


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取り上げた本
「古今盛衰抄」田辺聖子 文春文庫 2017年9月