滋賀県のNPO法人 D・LIVE
(代表 田中洋輔さん)が発行した
「知ってる?自尊感情 子どもの自信白書」
(2016年版)には、「なるほど、そう思って
いたんだ」と気づかされることがあふれていた。

 長年、不登校問題に携わってきた、心理学の
専門家、立命館大学名誉教授 高垣 忠一郎さんは
わかりやすいたとえを使いながら、子供の
現状を伝えてくれた。


 学校が競争の場になり、子どもたちは高速
道路を走らされている状態になっている。
 高速道路の流れがぴったりだって人は大丈夫です。

 でも、生き物ですからそれぞれに自分の一番快適な
ペースやリズムは違います。だから、オーバーペースで
疲れちゃう子ども達が出てきたわけです。

 
 また、こんなことも言っている。

 いまの子どもは苦しみ、悩むことを、自分がダメである
証拠のように思っています。だから、苦しみ悩む姿を
おとなに見せようとしません。そんな子どもが苦しみや
悩みを安心して漏らし「つらいんだね、よしよし」と
それを丸ごと受けとめてやれる「おしめパンツ」のような
おとなでありたいものです。

 その「よし、よし」は評価ではありません。共感であり、
ゆるしの「よし、よし」です。子どもたちは、その「よし、よし」
をいっぱいもらって「こんな風に苦しみ、悩む自分であっても
大丈夫なのだな」と安心できます。