あらためて教室を見まわすと、クラス全員が半袖を
着ている。・・・・・・けれど、半袖から出ている腕の色、
形、長さ、えんぴつの持ち方がそれぞれちがっているのが
、栞には奇妙に感じられた。

 白いのも、小麦色をしたのも、大きなのも、ちいさなのも、
すべて「手」であり「腕」であるのだと思うと、驚くと同時に
感心した。   (「ボクシング・デイ」 樫崎 茜)


「よく遠くの世界に飛んでいる」といわれてしまう、主人公の少女
栞と同じようなことを、小学生の私も感じていたし、
これからも感じていくのだと
気づかされた。