はじめまして、松永みよこです。 俳句のすばらしさをあなたに伝えたい、 そんな思いからこのカフェを開きました。 どうぞよろしくお願いします。

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プロフィール

松永みよこ

Author:松永みよこ
1973年静岡市生まれ。
「玉藻」星野高士氏に師事。
「青垣」(大島雄作氏)
「船団」(代表
坪内稔典氏)に参加。
立教大学院修了。(日本文学・近現代)
三重県桑名市在住。

東京、静岡、鎌倉での
テレビ局、ラジオ局、博物館勤務等を経て

名古屋市内専門学校での
国語講師は4年目になりました。
2007年に第1句集「抱く」
を出版。取得資格
学芸員・社会福祉士

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蕪村に聞いてみる~折口真喜子さんの『踊る猫』

 河童の恋する宿や夏の月  蕪村

この一句でも蕪村は、人以外のものとの
距離が近い人だったのか、と想像してしまう。

 新人作家折口真喜子さんの『踊る猫』は、
そんな与謝蕪村の句からイマジネーションを広げた
短篇集で、面白くその世界に入っていけた。

 娘の見合い相手の若侍に一目ぼれした庄屋の妻のゆきの
たましいが雪女と化す「雪」では、物の怪の怖さではなく、
自分の本当の気持ちに気づくゆきの葛藤と純粋さが
印象に残った。( 登場人物
*商売の目は確かだが、ゆきや娘には甘い
年の離れた夫、
*ゆきの美しさを受け継ぎそこに若さの強気の美を
加えた元気な娘、
そして
*いつも周りの人の幸せを考えて行動してきたゆき
*娘の元気な美しさよりも
 ゆきの優しさや気遣いに心惹かれる若侍(娘の見合い相手))

 恋するって、本当の自分に気づくこと。
そして、今までの自分を失うこと。
そのあたりが、もう少し説明的でなく、
情緒的に表現されていたら
もっとのめりこめそうな小説だと思った。

 少し甘くて線の弱い気もするが、それも含め
澄んだ筆だと感じた。

**********
「踊る猫」折口真喜子  光文社時代小説文庫
2017年2月
小説宝石新人賞受賞作 収録

たったひとつの夏なんだ

 それが何であるのかははっきりしないが、
朝起きたら、見えない強い力で全身が
コーティングされているように思った。


あの夏の数かぎりなきそしてまたたったひとつの表情をせよ
                      小野茂樹


******************
歌人 川野里子さんのホームページに
「小野茂樹論ー戦後の光を求めて」 という論
が出ていて興味深く読ませていただきました。

小野茂樹
歌人(1936-1970)
早稲田大学国文科中退ののち、角川書店、
河出書房新社に編集者として勤務。
第一歌集「羊雲離散」で現代歌人協会賞受賞。
33歳で交通事故で死去。早熟の才能だった。

おトキさんの言葉

 きのうは、今年の初泳ぎを
(といってもプールですが)
してきました。
イカのように水面に浮いているのが
楽しいんですよね、、思えば小さなころから
アクティブ派ではなくのんびり派でした。

 きのうの朝日新聞に出ていた加藤登紀子さんの
言葉

「着なくなった服の縫い目にハサミを入れる。
スルスルと布に戻る。最高のストレス解消法!」
こんなに物があふれている時代、断捨離もいいけど、
もっともっとほどいたり、壊したり、作り替えたり、すればいい。
大胆不敵にね!
 


 本当に、言葉もそう、人生もそう、と大共感の一言でした。

ケースバイケース

 バラの香にもたれてケースバイケース  中原幸子
  
流されてもいいの、というようなほの色っぽさが
素敵な句です。

  私は、この頃身についてきた、「いい加減さ」って
(十代の頃の潔癖さに比べたら!)
とりようによっては、ケースバイケースの穏やかさの
あらわれかも・・・・・・とまた自分に甘くなっています。


*****
中原幸子さん  1938年和歌山県生まれ、大阪在住の俳人
現在、佛教大学院博士後期課程で「日本文化の取り合わせ」を研究されています
「ローマの釘」創風社より

夏のお楽しみ

 小人閑居して、
お掃除をはじめたり、
昔のCDを通し聴きしたり、池袋ウエスト
ゲートパークをツタヤで借りてきて、、と日々が
過ぎていました。

 船団俳句の本の紹介コーナーで、
「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション 恋」を
取り上げましたが、
 シリーズの「夢」の巻もすごかったです。
 中勘助の「ゆめ」に脳内を乗っ取られてしまったような、、、
(夏目漱石の「夢十夜」は序の口ですね!)

 「ジュニア」とありますが、教科書には絶対に
載らない、奇作珍作が揃っていて圧倒されます。

*****
「文豪ノ怪談 ジュニアセレクション」
夢  夏目漱石・芥川龍之介ほか
東 雅夫 編   山科理絵 絵
汐文社 2016年11月発行

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